ジュエルエステート
ジュエルレター

ジュエルレター 2018年10月

みなさん、こんにちは。

今月のレターも最後になりました。本当に長々お付き合いいただきありがとうございました。おかげさまで、1か月ぶりに退院できそうです。まだ、無理はできませんが、我が家に帰ることができホッとしています。

私が、ジュエルエステートを開業して24年、私自身、歳を取りましたが、お客様、私に管理物件を任せていただいてる大家様たちも、相続等で次の世代に引き継がれた方たちもいらっしゃいますが、引き続き当社に管理委託をお任せくださり、大変ありがたいと思っています。
また、以前購入してくだったお客様の子どもさんやお孫さんのためにまた、再び相談に来てくださること、感謝しています。

事業は、始めるときは勢いがあり、希望があり、夢中で進むのですが、引き際は本当に難しい。私は21歳からずーと働きながら子育てしてきたので、
年金がいただけ年齢になったら、憧れの「専業主婦」になりたいと、長い間思ってきました。しかし、今年65歳になってみると、昨日までと心も体も何も変わっていない、仕事を辞めるなんて考えられないなどと感じていました。
 本当は、そういう意識を持った時こそ、次を見据えなければいけないはずなのに。そんな時、体調を大きく崩し、昨日までの自分の体力と大いに違っていることに気が付いたのです。
昨年、元気だった弟が突然63歳で脳出血を起こし、意識不明になり、経営していた会社を続けていくことができなくなり、やむなく廃業しました。それも本人は、ベッドの上で戻らぬ意識で生死をさまよっている間、何もわからない私たち家族だけで会社の整理をするという事態で、お客様にも大変ご心配・ご迷惑をかけてしまったのです。
 元気だけれども何が起こるかわからない私たちの年代、仕事をしているうえで、いざという時に備えていくことが、大切な義務だと強く思ったのです。まして、私は厄介な喘息の持病があります。この度の入院を通して、経営者として事業の継承ということを改めて強く思いました。
小さな会社にもささやかな理念があります。私も何か問題が起きた時、この対応は、私の理念に基づいているのかと振返りながら、ひとつづつ前に、前に進んできたものです。私のその理念、「お客様のライフプランのお手伝いをする」ということを理解し、時には自社の不利になっても、お客様にはプロとしての的確なアドバイスをすることを守ってくれる、そんな仲間が周りにいます。だから、私の思いを引き継いでいくことができる。本当に幸せだと思います。

積水ハウスが地面師に騙され、土地代金として55億円を取られたというニュース、「昭和の時代?」と驚きました。登記もコンピューター化し、人の手など加える余地がない時代だと思っていたけど、悪いことを考える人は進化するんですね。振り込め詐欺だって、相変わらず被害が続いています。
昔は、取引などでも「性善説」に基づき進めていましたが、今は、「性悪説」を前提にガチガチの書類を作らないと、どんなトラブルに巻き込まれるかわかりません。人様の大事な財産を扱う不動産業者は、より高いモラルと、トラブルを未然に防ぐ書類づくりをしていかなければなりません。
先日、書類を整理していると20年前の開業当時の契約書類が出てきて、その簡素なこと、あっけないほどです。お客様も不動産屋さんを信じきっていたのし、私たちも、自分が一生懸命やっていれば、お客様ともめるなんてことないと思っていたので、のんきな時代でした。その後バブルがはじけ、多くの人の倒産、夜逃げ、自殺を見ました。その後の低迷の時代は、皆様ご承知の通りです。不動産契約にかかる書類も、毎年毎年追加事項が増えていきました。
私も、その間、家賃滞納で訴訟までする羽目になったり、やくざまがいの人に脅されたり、夜逃げをされたり、外国人の店子がある日突然不法滞在で海外逃亡したり、入居者が覚せい剤で逮捕、家宅捜索に立ち会ったりと、普通のおばさんではありえないような様々な経験をしました。今はもう怖いものなしです。どんとこいだ!!図太くなっちゃいましたね。